真昼の情事/官能小説

  ミルク宅配便

                        蛭野譲二

   8.彼との夕食


  
 七時半を回った頃、坂崎クンはやって来ました。

 私服の彼は、ポロシャツにジーンズという格好でした。別にどうって事ないんですが、どことなく可愛らしさが漂っています。

 早速、夕御飯をご馳走することにしました。

 ビールも用意していたんですけれど、彼はあまりお酒が飲めないと言うことで、結局、缶ビールを一本だけしか飲みませんでした。

 食事の間の会話は、初め私が彼の仕事のことなどを聞くことから始まりました。勤務形態がどうなってるのかとか、会社にはシャワーがあるのかとか、他愛のないものです。

 でも、お料理の中には、あのキュウリも混ざっています。それを彼が食べていると思うと少し卑猥な気分になります。そのサラダをよそってあげるときには、少し意識してブラチラになるようにしていました。

 私の質問などにも彼は真面目に答えてくれてましたけれど、彼の目は私の胸元に釘付けでした。

 粗方食事が終わって少し会話が途絶えたときのことです。

 「コーヒーでも飲む?」といって私は立ち上がりました。

 また、生のオッパイが見られると、彼は期待したに違いありません。

 でもここで私はフェイントをかけました。

 「あっ、ご免。アイスコーヒー切らしちゃったみたい。代わりに冷えたミルクでいい?」。

 冷蔵庫に入れて置いた母乳パックを一つ取り出します。これはまだ凍りかけのです。

 「病院に送るのを飲んじゃ悪いんじゃないですか」。

 「いいえ。また搾ればいいし、知ってるでしょ。出過ぎて困ってるの。それに、見るからにたくさん出そうでしょ」。

 私は冗談紛れに胸を突き出す仕草をしました。

 こうなっては、彼も「いや」とは言えません。

 新しいグラスにパックの母乳を注ぎました。母乳は凍りかけで少しフローズン状態になっていました。

 ギンギンに冷えていたためか、彼は意外に美味しそうに私のミルクを飲んでくれていました。

 「あのー、どのくらい出るんですか?」。

 彼はちょっと控えめに質問してきました。

 「あっ、お乳?。そうねー。娘が飲んだ後でもパック二つ分くらい楽に出るから、1回に七、八百くらいかしら」。

 「それが日に何回もあるわけですか?」。

 「そうよ。三時間おきくらいに」。

 「母乳っていうのは、一日にすると凄い量なんですね」。

 「でも、私は特別みたい。普通のお母さんの三倍くらい出てるの。だから、その度に胸が痛いくらいに腫れ上がっちゃうの」。

 「へえー。そんなに痛いくらい膨らむんですか?」。

 彼もだいぶリラックスしてきたみたいで、私の身体のことまでいろいろ聞いてくるようになりました。で、私も少し調子に乗っちゃったんです。

 「どれくらい膨らんでるか、ちゃんと確かめてみる?」。

 既に生オッパイを見せているので、そんなことを言ってしまったんだと思います。でも彼は、急にどぎまぎします。

 「えっ?遠慮しときますよ」。

 「若い女の子のならいいけど、子持ちのオバサンのオッパイ見ても仕方ないわよね」。

 「いや、その、そんなつもりじゃー」。

 「じゃあ、見る?」。

 彼は、小さく頷きました。

 「今はまた結構張ってきてるの。さっきは見るどころじゃなかったと思うから、今度はしっかり観察していいわ」。

 私は、ボタンを外し、袷を広げて行きました。そうするとオッパイが一気に火照り始めます。そして、ブラウスを肩の下に下げました。

 レースに縁取られたブラジャーの上からオッパイが窮屈そうにはみ出しています。

 彼はそれを瞬きもせず見つめていました。

 「ほら、恥ずかしいくらい大きくなっちゃってるでしょ」。

 ちょっと緊張してきたので、私から声を掛けました。

 「今着けてるのって何カップなんですか?」。

 「Hカップ」。

 「えーっ、そんなのって本当にあるんですか?」。

 「授乳用のだと、探せばあるの。でも、なかなか置いてるお店はないわ」。

 「サイズは、どれくらいですか?」。

 「どれくらいあると思う?」。

 「うーん。九十センチはありますよねー?」。

 「一メートルちょっと」。

 本当のサイズを告白して、私も少し恥ずかしくなっちゃいました。

 で、むしろ照れを隠すように、ストラップの所にある留め金を外し始めました。授乳用なのでここを外すだけでカップが下げられるんです。

 少しゆっくりカップを下げて行きました。そして乳輪に続いて乳首が顔を出します。乳首に外気が当たってちょっと涼しい感じです。きっと乳首が湿っているんです。

 左のオッパイも彼の目の前で晒しました。相変わらず彼は見入っています。

 ブラから解放されたせいもあるのでしょう。オッパイがジンジンします。

 「血管、凄いですね」。

 「ミルク造ってるときは、何時もなの」。

 「じゃあ、もう相当に張ってるんですか?」。

 「そうみたい。子供に飲ませて、まだ二時間も経ってないのにね」。

 両手でオッパイを少し持ち上げるようにしてみたんです。そうしたら、白いミルクがこぼれ始めちゃった。それも一滴二滴じゃなく、ポタポタと。

 「あーあ、このままだと、また噴水になっちゃう。また飲んでくれる?」。

 私はテーブルを回り込んで彼の脇に立ちました。

 「坂木クンがあんまり見つめるから、こんなになっちゃったのよ。はい、吸って」。

 左のオッパイを彼に押しつけるようにして、半ば無理矢理乳首をくわえさせました。

 彼は一生懸命オッパイを吸ってくれていました。でも、この時の感じは子供に吸われるのと全然違いました。

 母乳を噴き出しながら乳首が立っているのが分かります。なんか不思議な感じです。

 吸ってもらうオッパイを替えるとき私も隣の椅子に座りました。椅子の向きを少し傾けて、彼とは斜めに向き合うようにしました。

 「今度は、こっちを吸って」。

 左のオッパイを吸われている間、右にはティッシュを当てていたのですが、既に放物線を描くほどにミルクが噴き出していました。

 それを見て取ると、坂木クンは早速に吸ってくれます。

 彼が何回か母乳を飲み下したところで、ちょっとしたいたずらを仕掛けました。

 私は、オッパイの下に掌を当て、特にしこっている辺りを親指でぎゅっと絞り上げます。

 「うっ、げほっげほっ」。

 彼が私を見上げた途端に咳込みます。咽の奥に一気に母乳を噴射したのですから無理もありません。

 彼の口からミルクが溢れ出て、顎の辺りまで白く濡れそぼっています。

 「ご免ね。ちょっとやり過ぎちゃったかしら。あっ、シャツにもこぼれちゃってる。乾くとシミになるから濯いだ方がいいわ。とりあえずそれ脱いで」。

 しかし、彼は躊躇しているようでした。

 「私の方にもこんなに掛かっちゃってる。恥ずかしがらなくてもいいわ。私もブラウス脱ぐから」。

 大胆かなとも思ったんですけれど、私はさっさとブラウスを脱ぎ始めました。

 彼は、呆気にとられているようです。

 それもそうですよね。私はブラジャーと短いスカートだけになっていたんですから。しかも、ブラからは片っぽのオッパイを引きずり出したままだったんです。

 目が合うと彼も思い出したようにシャツを脱ぎだしました。

 私は流しでブラウスに軽く水を当てて、濯ぎます。それが終わると彼のシャツも同じようにしました。



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