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この展望台には、登ってきた階段とは別に、下り坂の一本の細い道がつながっていた。
二人は手を取り合って、その坂道を下って行った。
十分ほど歩くと、眼前に細い草に覆われた南向きの斜面が広がってきた。
健二は道をはずれ、その斜面を十メートルほど降りて行った。
そこには、人の胸ほどの高さの木が、枝を重ねるようにして何本か生えていた。
健二はその下手側に回り込む。
「ここまで降りて来なよ」。
枝美子が注意深く斜面を降りて健二の所に来てみると、そこには芝生のような草が生え、腰掛けるにはちょうど良い具合になっていた。
「ここで少し休んで行こうよ」。
枝美子としても異存はない。ハイヒールで階段や坂道を歩いていたために、足首が少々疲れていたのである。
緩い斜面に腰を降ろすと、低い木の陰になって道の方からは、二人の姿が見えなくなる。
草の上に腰を落とした枝美子がくつろいでいると、健二がブラウスのボタンをはずし始めた。
「さっき飲んだばかりじゃない」。
枝美子が、そうたしなめる。
「だって、何時でも飲んでいいんでしょ」。
健二は笑顔でそう言いながらブラジャーに手を掛ける。
「仕方ないわね」。
枝美子は健二のされるがままになっていた。
健二は、乳房に吸い付きミルクを飲んだ後も、乳首を舐めたり、指で軽く摘んだりして弄んでいた。
さらには、乳房を両手で挟みつけるように搾り、ミルクを飛ばして遊ぶ。
「そんな事してると、後で飲む分が無くなっちゃうわよ」。
枝美子がそう言うと二人で顔を見合せて笑った。
いつの間にか健二は、枝美子の前に回り込み、立てるようにして少し開いている膝の間に首を突っ込んでいた。
スカートの中を覗き込み、指で枝美子の女の部分を弄り回している。
縦の割れ目を広げたり、中に指を入れて掻き回したりしている。
「また中からネバネバの液が垂れ出してるよ」。
健二の無遠慮な言葉に枝美子は頬を染めていた。
「僕、もう我慢できなくなっちゃったよ」。
健二が枝美子に訴えかける。
「いいわ、いらっしゃい」。
健二は急いでズボンを脱ぎ始める。そして、覆い被さる様に枝美子にのしかかる。
熱い異物が身体の中に入ってくる。その感触を捉らえると、枝美子の身体の中は自然に蠢きだす。
分身を締め上げられた健二は、何分も立たない内に限界に近付く。
「もう、行きそうだよ」。
健二が訴える。
「ああっ、中に出して」。
枝美子が呻く。
次の瞬間、健二は腰をグッと押しつけ、枝美子の中に大量の樹液をドクドクと送り込んでいた。
枝美子が衣服を整え、洋服についた草の葉などを取っていると、健二がすぐ下の所で立ち小便をしていた。
その姿を見ると枝美子にも押さえていた尿意が甦る。
「気持ちいいよ。ここで済ませておいたら?」。
振り向いた健二が声をかける。
確かにトイレに行きたい気持ちは強いが、附近にはトイレなど無い。しかも、健二の下心も手に取るように解っていた。
「絶対に覗かないでね」。
少々迷った末、枝美子は健二を山の手側に追い上げた。
しゃがんで下半身に意識を集中させると、堰を切ったようにオシッコが噴き出してくる。今朝、家を出る前にして以来のオシッコである。なかなか終わらない。
健二は音を立てないよう静かに枝美子の斜前に回り込み、その姿を見詰めていた。
太腿の間の割れ目からほとばしる女のオシッコは、何度見ても興味をそそる。
ツルツルの丘の下から噴き出す水流は、陽光を受けキラキラと輝いてみえた。
すでに健二に覗かれていることに気付いた枝美子だが、勢いの衰えないオシッコの最中では、どうすることもできず、また頬を赤くするしかなかった。
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