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枝美子は、朝からうきうきしていた。
この日は、健二が家に訪ねて来ることになっていたのである。
健二は義理の甥にあたり、三ヵ月ほど前から関係を持っていた。
今、健二は期末試験の最中で、この日が最終日である。学校での試験が終われば、真っ直ぐ枝美子の下に飛んでくるはずである。
これから夏休みが終わるまで、ほとんど毎日のように健二と会うことができるのである。
枝美子は未亡人となって二ヵ月後に高校生の健二と肉体関係を持つようになっていた。その後、週に一度のペースで会っていたが、再び欲情に火を付けられた若い後家の身ではとても我慢できるものではなかったのである。
枝美子は健二を喜ばせようと、何時もより少し大胆な装いで待ち構えることにした。
この日、身に着ようとしたブラジャーは、ピンクのハーフカップだった。
カップを胸にあてがい、後止めのホックをはめようとする。しかし、選んだブラジャーは少々きつく、少し手間取ってしまった。太ったのではない。乳房がまた大きくなっていたのである。
枝美子は、元々スマートなプロポーションの割にバストが豊かだった。二年程前に出産を経験し、それを契機に二つの乳房はさらに大きく膨らんでいた。出産後ウエストは直ぐに元に戻ったが、一メートル近くにまで膨れ上がったバストは、何故かその後も元に戻ることは無かったのである。しかも健二と関係を持つようになった頃から、再び胸が大きくなり始めたのである。
当然、ブラジャーは全て特注だった。しかし、昨年作ったばかりのブラジャーでもかなり胸が締め付けられる感じがする。ハーフカップタイプのものだと、ちょっとした拍子にカップから乳首がはみ出してしまうのである。もしかするとバストは一メートルを越えているかもしれない。
左腕で重たい二つの乳房を押し上げながら、ようやくホックを止めることができた。その上に白のシースルーのブラウスを羽織る。スカートは、膝上二十センチのミニで、ピンクのボックスプリーツである。
裾の位置がさらに高くなるように、スリッパではなくハイヒールのサンダルを履くことにした。この格好で出歩くのではない。あくまで家の中で健二を喜ばすための装いである。
正午を回って程なくして玄関のベルが鳴った。
玄関口に出迎えに出て来た枝美子を見て、健二は満面の笑みを浮かべた。もちろん、枝美子の刺激的な姿を一目してのことである。
一段高い所に立つ枝美子と向い合せになると丁度枝美子の胸の辺りに目が行き当たる。ブラウス越しに大きな乳房を包んだブラジャーがもろに透けて見える。しかもカップの縁からは乳輪が覗いているのである。
「いらっしゃい。待ってたわ」。
枝美子は、そう言って微笑むと、腰をぐっと低く下げ、立て膝の格好で健二にスリッパを差し出す。
空かさず健二は上体を横に屈め、わざとらしくスカートの中を覗き込んだ。
十分に光が注ぎ込まれている短いスカートの奥には、健二の視線を遮るものは何も無く、半分口を開いたピンクの亀裂までがはっきりと見えていた。
この日も枝美子はスカートの下に何も身に着けていなかった。彼女は何時もパンティーを穿いていないのである。
元々、スカートの下に何も穿かなくなったのは亡き夫の意思によるものだった。
枝美子は結婚当初から、常にノーパンで生活するように躾られていた。
二年半の結婚生活の中では、出産前後のほんの一時期ガードルを身に着けていただけで、それも母体検診が終了すると、すぐにゴミに出されてしまった。
幸い枝美子は生理の時もタンポンを利用していたので、ショーツを穿かなくてもそれほど不自由なく日常生活を送れた。
夫の死後も取り立てて下着の着け方を変えたわけではなく、今でもショーツやパンストは穿くことがない。この二年近くの間、ただの一度も下着を足に通したことがないのである。
健二は光に照された股間を見ると、躊躇なくスカートの中に手を入れ、淫らな花弁を撫で上げた。
「早くも、ネバネバが出始めてるんだ」。
そう言うと、さらに人指し指を擦りつけ、捻るようにする。
引き戻した指にはべっとりと粘液が付着していた。それを見せつけられると枝美子は「意地悪」と言って、頬をピンクに染めた。
そのまま身体をオモチャにされたいとも思ったが、健二には先にやってもらわなければならない事があった。
枝美子は逸る気持ちを抑えて立ち上がり、健二をリビングに通した。
「今日もお願いね」。
ソファーに二人揃って座ると、枝美子はそう言っておもむろにブラウスのボタンをはずし始める。ブラウスの前を広げると、ピチピチに張り切ったブラジャーが露になる。
健二が家に来たときは何時も初めに乳房を差し出すことになっていた。
枝美子がブラジャーのストラップをずり下げると、それだけで巨大な乳房はカップ押し下げ、ごろりと転がるようにその姿を露わにする。
剥き出しになった乳房は、まん丸く迫り出し、色白の肌を透かして細かい静脈までが浮き出ている。やや大きめの乳首の先は湿っていて、白い滴が伝い落ちていた。既に母乳が溢れ出していたのである。
枝美子は、乳飲み子だった一人息子を喪った今でも母乳の出る身体のままだった。
出産直前から出始めたミルクは、授乳中も人の二、三倍は出続けていた。飲み手が居なくなって、何度か断乳を試みたが、湧き出す母乳は全く止まる気配がなく、乳房は張り裂けてしまいそうなほどに痛かった。結局、その勢いには抗しきれず、断乳は諦めざるを得なかったのである。
もう出産から二年近くにもなるのに、未だに母乳の量は、まるで減る気配がない。皮膚の突っ張りによる乳房の痛みは昔ほどではないが、今でも変わらず毎日何リットルも分泌し続けていた。
健二とつき合うようになってからは、それを直接吸ってもらうのが決まり事のようになっていた。
枝美子は、健二が来ることが分かっているときは何時も、その何時間も前からミルクを搾らずにいた。この時も乳房は針を刺せば弾けてしまいそうなほど張り切っていて、乳首の栓は限界に達していたのである。
枝美子は豊かな胸を突き出し、乳房を健二に差し出すようにする。
健二が右の乳房を両手で抱えるようにすると、ピンクの突端から白汁が噴水の様に勢いよく噴き出し、健二の顔に飛び散ってくる。
顔を拭うと急いで乳首を咥えた。口の中にはあえて吸うまでもなく大量のミルクが注がれ、温かく甘い味が舌に広がる。
右のオッパイを一、二分を吸うと、手早く左の乳首に咥え替える。初めに両方のオッパイから少しずつ飲んでおくことで、枝美子が楽になることを知っているのである。
応急処置を済ませると健二は、まだ母乳の滲み出す乳首をあらためて吸い直す。表の日差しは暑く喉が渇いていたせいもあって、げっぷが出るほど枝美子のミルクを飲んでいった。
二人が付き合いだしてからの枝美子の巧みな誘導により、健二は彼女のオッパイから直接母乳を飲むのが当たり前のようになっていたのである。
健二がミルクを飲み終えると、枝美子が乳房をブラジャーに仕舞おうとしていた。しかし、熟れ切ったマスクメロンより大きなオッパイは、なかなか思うようにカップに収まり切れない。
「ブラジャーが小さすぎるんじゃない?」。
健二が笑いながら話しかける。
「そうみたいね。また新しいのを作らないと駄目かしら。売っているのだとサイズが無いし、オーダーメイドのブラってけっこう高いの」。
「ねえ、それよりも何時ものように僕のを飲んでよ」。
その言葉を聞くと、枝美子は一瞬微笑み、立ち上がった健二の前に跪く。
健二はズボンのジッパーを下ろし、やや元気になりだしている一物を取り出す。
枝美子は、躊躇なく健二の物を咥え、軽く歯を立てた。フェラチオをしようとしていたのではない。
健二は歯が触れるのを感じると、尿道に意識を集中させる。
程なく枝美子の口の中に生温かい液体が注がれ始めた。健二のオシッコを直接飲んでいたのである。
このことも半ば決め事のようになっていた。枝美子の家に来ている時、健二はめったにトイレで小用を済ませることはない。何時も枝美子の口を便器にしていた。
二人の暗黙の了解事項として、枝美子のミルクを健二が飲み、健二のオシッコを枝美子が飲むようになっていたのである。
夫の生前から直接オシッコを飲む様に躾られていた枝美子は、一滴も零すこと無く、ゴクゴクと器用に飲み干していった。
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