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今私は、ベビーカーを押しながら頭の中はスケベな妄想で一杯です。
いつものバス停で降り、坂崎クンの部屋へ向かっているのです。
角を曲がると、少し涼しくなったそよ風がスカートを揺すり、何も穿いていないアソコをくすぐります。
その涼しさとは反対に、期待に膨らむ胸には、ジンジンと痒みが走り熱く火照っています。今日は半日近く母乳を出していないんです。
母乳パッドは二枚重ねでブラに挟んでいるけれど、もう結構水分を吸っているような感じです。
「彼のウチに着く前に漏れ出さないかしら」。
表層では心配していても心の奥では、大きく張り切ったオッパイを彼に見せつけられることで、ウキウキしてしまう私です。
「アッ」。
彼のアパートが見えてきたときです。乳首に僅かな感触が走りました。
「やっぱり漏れてきちゃった」。
アパートの下で瑠美を抱き上げようとしたとき、目を落とすと、胸の突端に小さなシミが浮き上がっていました。
「こんなの彼に見つかったら、やっぱり恥ずかしいな。何て言おうかしら」。
そんなこと、考えるのも何故か楽しいんです。
表の階段を上がって彼の部屋の前へ来ました。
紙の表札には下手くそな字で「坂崎」って書いてあります。
「ピンポンピンポン」。
ちょっと忙しない感じで呼び鈴を二回押しました。これは、いつもの合図。
「はいー」。
中から声がして、鍵の開く音がガチャリと聞こえました。
ドアを開け中に入ると、坂崎クンがいつもの照れくさそうなで立っています。
私はドアをしめます。他人の家の鍵を掛けるのって、何か悪いことをするみたいで胸が高鳴ります。
真っ直ぐ彼を見つめ、笑顔を返して一言。
「こんにちは。宅配便でーす。今日も新鮮なミルクをお届けに上がりました」。
そして、母乳を搾ることから私たちのエッチは始まるのです。
(完)
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