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我に返った私は、リビングのクーラーのスイッチを入れ、トイレに入りました。
ずり下げようとしたショーツは汗を吸ってぐっしょり濡れています。膝までずらし、便座に座るとネトーッと身体から落ちてゆくものを感じました。指を当てて確かめるまでもありません。アソコからたくさんの粘液がこぼれ落ちているのです。
そのままオシッコをして、トイレットペーパーで拭き取ります。ショーツは足首から抜き取りました。思った通りクロッチの部分がベトベトになっています。
そのままでは穿けないので、丸めて手に持ちました。
その時です。玄関のチャイムが鳴りました。
私は、トイレを出て、お風呂の脱衣場に置いてある洗濯籠にショーツを放り込みました。
またチャイムが鳴ります。
一瞬迷ったのですが「はい」と返事をして、そのまま玄関に向かいました。
来ていたのは、宅配便の配達員さんでした。届けられたのは、クーラーボックスです。いつものように母乳バンクからボックスを送ってきたのです。
配達の人は、初めて見る顔で、特にハンサムということもないのですが、純朴そうで私好みの男の子でした。外は相当に暑いのでしょう。凄い汗をかいています。
彼は私を見るなり、ちょっとビックリした表情になりました。
無理もないかもしれません。私の着ていたブラウスも汗でピッタリ身体に張り付き、ブラジャーがすっかり透けていたのですから。ボタンも全部は留めてなくて、第二ボタンまでがはずれていました。
母乳育児の真っ最中ですからオッパイは大きく膨らんでいます。私の場合、前から胸は大きい方だったんです。EかFカップのブラを着けていました。それが今では、授乳用のHカップのブラジャーを使っているんです。
それに、この時は膝上二十センチくらいのミニスカートを穿いていたんですから、彼が目を見張るのは無理もありません。
彼は、少しおどおどした感じで私の身体を盗み見ています。このぎこちなさが、私の母性をくすぐります。
私は精一杯の笑顔を作って応対しました。
「あら、初めての方かしら?」。
「はい。今週からこちらの地域を担当してるんです」。
「じゃあ、これからもウチにくるのかしら?」。
「ええ、お荷物があれば、そうなると思います」。
私は彼の胸元に、目を向けました。
「坂崎クンっていうの?。それじゃあ、これからも良くして貰わないといけないわね。ウチは一日おきに荷物があるから」。
ハンコを取りにリビングに戻ります。
ドアを開けるとクーラーがだいぶ効いてきていました。中に入ると涼しい空気がスカートの中にも入ってきます。ひやっとした感触にパンティーをまだ穿いていなかったことを思い出しました。ノーパンのまま宅配の人の前に立っていたかと思うと、頬が熱くなるのが分かります。でも、この時は、そのままにしておきました。
冷蔵庫から冷えた麦茶を取り出し、グラスに注ぎます。彼が汗をダラダラ流していたことを思ったからです。
ハンコと麦茶を持って玄関に戻りました。
腰を下げてグラスを一旦クーラーボックスの上に置き、ハンコを彼に渡します。もう、この時は、ノーパンなの意識していましたから、腰を下げるときにかなり注意しました。
ハンコを返してくれた彼の目は、また私の身体をチラチラ見ています。もちろん膝はピッタリと閉じていましたが「もし、私がパンティーを穿いていないのがバレたら」なんて思うと、身体の芯の部分が熱くなってきます。
「これから、このボックスでクール便を仕立てるから、ちょっと待っててね。その間に麦茶でも飲んでて」。
グラスを手渡すと、私はクーラーボックスを持ち上げようとします。この時に、彼の視線を胸元に感じました。私は彼を見上げ、わざとニッコリしました。
彼は、慌てて視線を逸らします。
この瞬間に私は「行ける」と思いました。
ボックスを持ち上げた私は、少し勢い良く後ろに向き直ります。そうするとスカートが少し開き気味に翻ります。もちろん、これも計算にはいっていました。スカートの中までは見えないのは分かっていましたが、ノーパンでそんなことをしたのは、我ながら少し大胆だったかななんて思います。
リビングに入り、冷凍庫を開けました。
母乳パックは、二十パック近く貯まっていましたが、まだ凍りきっていない物もあります。
この時もっと彼と親しくなる方法を思い付きました。
私はボックスに母乳パックを入れるのをやめて、玄関に戻ります。
「ボックスに詰めようと思ったけど、まだ凍ってないのがあるから、後で引き取りに来てくれないかしら?」。
「はい。何時頃ですか?」。
「じゃあ、できるだけ遅くきてくれる?。一番最後でも構わないわ」。
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