真昼の情事/官能小説


  食物循環

                        蛭野譲二

   7.生きた食器


  
 一ヵ月後。

 二人の食物循環は、さらに複雑なものになっていた。

 特に枝美子の女の部分は、一郎の食事に無くてはならないものになっていた。

 晩の食卓の一品は、たいてい枝美子自身に盛り付けられていた。

 一郎がテーブルにつくと、支度を終えた枝美子がテーブルに上がって脚を開き、いつもの様にスカートの下に何も穿いていない股間を丸出しにする。

 枝美子の体内には、おかずの一品が詰め込まれていて、それを一郎がほじくり出すのである。

 この日は、きんぴらごぼうが詰め込まれていた。一郎は枝美子の穴の中に箸を突っ込み愛液まみれのこぼうを摘み出して食べていった。

 この間一郎が食べやすいように、枝美子は自らの花弁を指で押し広げているのである。残り少なくなると、中が見えやすいように、二本の指を突っ込んで女の穴を拡げて見せていた。

 枝美子の中に盛り付けられる料理は、他にもお浸し、里芋の煮っころがし、ポテトサラダと様々であった。

 時には味噌やタレだけが入れられていて、田楽やツクネの付け壷としても利用された。

 日中は日中で、枝美子の身体は料理の仕込みに利用されていた。

 昼間の手すきの時に、隠し味のダシを取るのである。つまり、オナニーをして、愛液を採取するのである。

 初めのうちは、指を挿入して液を滴らせていたが、これだと手の甲に伝わってしまい、思うようには集められなかった。

 そこで最近では、内装式のバイブレータを挿入して、深めの皿の真上にしゃがむようにしていた。

 愛液の多い枝美子の場合、まるでオシッコをするように糸を引いた液体が皿に溜まるのである。二十分程の間にカップに半分ほどのダシが取れた。

 また、他にも隠し味の付け方があった。

 この日のメインのおかずである牛肉のステーキは、枝美子が半日かけて下ごしらえしたものだった。

 朝、一郎が勤めに出る前に、枝美子の女の部分にステーキ肉を押し込んでおいたのである。

 枝美子は、肉を入れたままの状態で日中の家事をこなした。授乳の時も、亮太を連れて買物に行ったときも、近所の奥さん連中と立ち話をしているときも肉を咥え込んだままだった。

 このちょっとした罪悪感がかえって枝美子を興奮させる結果になっていた。

 事実、夕方家に戻った枝美子が肉を引き出してみると、肉はネトネトになっていた。

 しかも引き出した後には、愛液が大量に流れ落ち、慌ててサラダボールの上にしゃがんだほどだった。ダラダラといつまでも滴り続けた液体は肉汁を含み少し赤みを帯びていた。

 夕食が終わると二人で風呂に入るのが日課になっていた。

 枝美子としても食器代わりに使われた、膣の中をきれいにしておかなければならない。

 二人で入浴するときは、枝美子がソープ嬢の様に身体を使って一郎を洗うことになっていた。

 腰掛けに座った一郎の膝に枝美子が跨がり、乳房で一郎の身体を擦り始める。この時は石鹸も使っているが枝美子の乳首から滲み出すミルクがローション代わりになっている。

 気持ちが良くなった一郎は、右手に石鹸をまぶすと下から枝美子の中に指を入れる。

 暫くは指二本で中を掻き回しているが、しだいに指の数を増やしてゆき、すぼめるようにした五本の指全部を中に入れてしまう。

 そして、枝美子が感じてきたところで、手首に力を入れ、少し強引に上に突き上げる。すると、一郎の手首がスッポリと枝美子の中に入ってしまう。

 出産後、枝美子は男の拳まで受け入れる身体になっていたのである。

 一郎はさらに手首を振るわせたり、捩ったりしながら攻め立てる。

 枝美子は、この窮屈で強烈な快感に身体を痙攣させ、そのままオシッコを垂れ流すのであった。



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