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二人は風呂に入っていた。
風呂場はややゆったり目で、二人が同時に湯に浸かったり、身体を洗い合ったりするのに十分な広さがあった。
湯舟には先程搾った枝美子のミルクを入浴剤代わりに注ぎ込んでいた。
「母乳風呂なんてクレオパトラより贅沢だね」。
健二は童心に返ったようにはしゃいでいた。
しかし枝美子は自分のミルクで真っ白く濁った湯に浸かるのは何とも奇妙な感じがしていた。湯舟に母乳をこぼしてしまうのは何時ものことだったが、完全に身体が見えなくなるほど白くなった湯に浸かるのは初めてだった。しかも、それは全て枝美子の身体から出た母乳が素なのである。
健二は向き合っていた枝美子の下にそっと手を伸ばし、女の部分を探り当てる。
その指に暫く中をかき回されると、たまらず枝美子が湯舟から立ち上がる。すると、まだ湯に浸かっていた健二の目の高さに枝美子の股間の高さが一致する。全く毛の無い枝美子のYゾーンに刻まれた深い縦の亀裂を丁度眺めることとなった。
健二が空かさず陰裂から覗いている薄い唇を摘んで引っ張ると、枝美子は「いやン」と可愛い悲鳴をあげた。
健二は咄嗟に枝美子の顔を見上げる。しかし、枝美子は怒っているわけではない。
そのまま少し目線を下げた。見慣れている枝美子のオッパイも下から見上げると何時にも増して圧倒的な迫力を感じさせられた。しかも、乳首の先からは、また白い雫が滴り出しているのである。
「もう母乳が噴き出してるんだ」。
「お風呂で身体が暖まると何時も溢れてきちゃうの」。
枝美子は、何処でも節操無く母乳の噴き出る自分の身体を恨めしく思った。
「それより『ご主人様』お背中をお流ししましょ」。
気持ちを切り替えるように健二に声をかける。
結局、枝美子は居直ったように乳首からミルクを滴らせたまま、健二の身体を洗い続けた。
健二の身体の泡を流すと、次は枝美子が洗われる番である。
健二は、スポンジやタオルは使わず、直接手でマッサージするように枝美子の身体を洗っていった。
母乳が噴き出し続ける巨大な乳房を揉むように念入りに洗う。その度に枝美子の身体からは白い飛沫を噴き上げていた。
次に手を徐々に下に下ろして行く。
辿り着いた股間の洗い方はさらに丁寧で、何度も敏感なマメをかするようにして手のひらを這わせていた。
枝美子も気持ちよくなり、壁に身体をあずけ、両腿を大きく開いたまま目をつむっていた。
「中も綺麗にしなくちゃね」。
健二のその声とともに身体の中に蠢くものが侵入してきた。指を二本捩じ込ませてきたのである。
先程来より燻り続けていた女の機関は、健二が指を入れたり捩ったりする度に淫靡な快感が強まり、枝美子は益々気持ちよくなっていた。
石鹸の塗された手は摩擦感が少なく、健二も次第に指を増やして出し入れする。四本の指を抜き差しし、ついには右手の全部の指を窄めるように合せて、指の根元までを差し入れる。
健二は興にのってさらに力強く腕を前後させる。そして、一際力を込めて五本の指を押し込んだとき、その手は指の付け根では止らず、そのまま枝美子の体内に呑み込まれて行った。
健二の右手は手首までがスッポリと枝美子の中に入ってしまったのである。
これには健二もギョッとして、手の動きを止めてしまった。
どうしたものかと考えあぐねている健二の顔を見ると、枝美子は軽く笑を浮かべる。
「いいのよ。そのまま中で手を動かしてみて」。
枝美子にとって、これは初めての経験ではなかった。異物挿入の性癖がこうじて、亡き夫との間の痴戯では、何度も自らの手首や夫のそれを受け入れていたのである。
枝美子の身体が大丈夫だと解ると、健二は無上の喜びを覚えた。まさか、こんなことまで体験できるとは夢にも思っていなかった。
少し慎重に手首を動かし始めると、枝美子の様子を見ながら、徐々に手の動きを大きくする。
枝美子は自分の体内をしごく健二の手首に刺激され一気に昇り詰めて行った。
「いいの、もっと強く動かして」。
その言葉に健二も激しく興奮していた。手首を捩り、腕のストロークを大きくすると、枝美子は身体を激しく痙攣させる。
これ以上速くできないほど激しく腕を前後に揺さぶると、枝美子は「あーっ、いいわー」と言って果てて行った。
息を整えた健二が手首を引き抜くと、ポッカリと開いた枝美子の穴はカメラの絞りの様にスーッと窄まり、その直後に泡立った粘液がドロッと溢れ出た。
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