真昼の情事/官能小説


  続・食物循環

                        蛭野譲二

   5.ロッジ


  
 宿泊するロッジに辿りついた。

 管理事務所のから案内してきた初老の男は、愛想が無く、言葉少なであった。ただ、ちらちらと枝美子の胸元を盗み見ていた。

 男が去った後、二人は顔を見合せて、微笑みあった。いよいよ、二人だけの世界にのめり込めるのである。

 バスの羞恥責めで、半べそをかいていた枝美子も、ようやく何時もの明るさを取り戻していた。

 荷物を部屋の中に入れ、枝美子は早速カジュアルな服装に着替えることにした。

 同じ部屋の中で健二は、服を脱ぐ枝美子を眺めていた。

 今までにも何度となく枝美子と身体を合せてきたが、あらためて思い起すと、彼女が洋服を脱ぐところをこれまで見たことが無いのである。

 もちろん、会う度にブラウスをはだけさせ、オッパイを剥き出しにさせていたのだが、完全に脱がせたことは無い。

 スカートも同様で、何時もパンティーを穿いていない枝美子の場合、特に脱がせなくても捲り上げるだけで、セックスをするのに支障は無かった。

 ブラウスを脱ぎ、スカートを取った枝美子を眺めると、自然に顔をほころばせる。ブラジャーとストッキングだけを身につけた枝美子は、異様に艶かしかった。

 健二が見詰めているのに気付くと枝美子は反射的に身体を両腕で隠していた。

 その仕草を見ると、健二はたまらず枝美子に抱きつき、押し倒していた。後に回り込むと腰を抱えるようにして枝美子の股間に堅く強ばった物を押し付ける。

 咄嗟のことでたじろいだ枝美子も結局はそのまま健二を受け入れ、粘りの強い樹液を体内に受け止めていた。


 獣じみたセックスの後。

「ちょっとしたプレゼントが有るんだ」。

 健二が話しかけてきた。

 枝美子の目の前に出された物は、細い革ベルトにベルを吊るした首飾だった。デザイン的には、若い女の子が身につけるアクセサリーである。

 枝美子は「ありがとう」と言ったものの、首飾の意味を察しかねていぶかしげに見つめていた。

 すると健二は「ねっ、着けてみてよ」と言って勝手に枝美子の首に括り付けてしまった。

 「似合ってるよ。旅行の間は着けたままにしておいてよ」。

 そう言われて枝美子は「ええ」と曖昧に頷いていた。


 二人は連れ立ってロッジの周辺を軽く散策して来た。これは健二にとって翌日のお楽しみのネタ探しも兼ねていた。

 再び部屋に戻ると、枝美子は健二に言われていた通りの「衣裳」に着替える。しかし、それは着替えると言うよりは、一方的に脱ぐのに近かった。

 健二の発案で、枝美子がこのロッジの中で身に着けることを許されていたのは、腰に着ける小さなエプロンとブラジャーだけだった。

 健二としては、ブラジャーを着けることも認めたくなかったが、小学生の頭ほどもある巨大なオッパイは重く、揺れる度に枝美子の身体にかなりの負担をかけてしまう。

 そこで、すぐに乳首を引き出せるカップの浅いブラジャーに限って着用を認めることにしたのである。

 着替え終わると、枝美子は健二の前に立ち、くるっと回って見せた。腰に結んだエプロンの紐の下で二つに割れた量感のあるお尻は、頬擦りしたくなる程の瑞々しさだった。

 健二がその桃の様なお尻にタッチすると、「いやン」と可愛い声が返ってきた。

 健二は、その愛しさに枝美子を抱き寄せ、キスをする。

 向き合った二人が暫し見詰め合い、枝美子がプッと吹き出してしまった。

 「また喉が渇いてるんじゃない?」。

 枝美子は自分から進んでブラジャーをはずし始めた。背中に回した手で器用に三段掛けのホックをはずすとカップの痕がくっきりとついた乳房が全貌を現す。既に彼女の胸は熱く火照り、一段と張りを増した二つのオッパイの先からはフツフツと白い乳汁が噴き出し始めていた。

 乳首を上に押し上げると、ミルクが噴水状に噴き上げる。

 健二はそれを水飲み場の水を飲むかの様に啜り始め、乳首の付け根までを咥えた。


 この日、枝美子のミルクの量は、何故か異様に多かった。搾乳しても、一時間も経てばまた母乳が溢れてくるのだった。健二が飲んだ後の搾乳だけで、夕飯の支度の時までに、二リットルのペットボトルは既ね満タンになっていた。

 このロッジは自炊なので、搾ったミルクの一部は後で料理に使うつもりだった。

 料理の隠し味に使うもう一つの液体も器に溜めることになった。

 枝美子はテーブルの上に腰掛け、大きく脚を広げさせられる。

 健二は、二本の指を女だけの穴に捩入れ、リズミカルに中を捏ね回す。膣が収縮し始めるまで責め続け、その上で枝美子の中にティースプーンを差し込む。

 掻き出すようにスプーンを動かすと、夥しい愛液が滴り出る。

 腕のだるくなった健二が、枝美子の手を引き、スプーンの柄を握らすと、枝美子はそのスプーンで自らの体内を憑かれた様に掻き回していた。

 乳首から乳汁を滴らせながら、下の口からも愛液を迸らせている枝美子の姿を健二は満足げに眺めていた。

 結局、二十分程で受け皿にしたお椀の中には、その半分くらいの量まで半透明な液体が集まった。

 「これ以上汁が漏れないように、栓をしとこう」。

 健二はそう言うと、小さ目のニンジンを選んで枝美子の中にスッポリと押し込んでしまった。

 この日の夕食は、枝美子の母乳でカレーを作ることにした。もちろん一から作るわけではないが、野菜や肉はある程度煮込まなくてはならない。

 枝美子はキッチンの前に立って、鍋の様子をみたり、サラダを作ったりしていた。

 それを健二は、椅子に座ってニヤニヤと眺めていた。エプロンだけを身につけた丸出しのお尻が体を動かす度に悩ましくくねる。

 枝美子が包丁を置くのを確認すると、そっと枝美子の後に近付き、手のひらをお尻の割れ目伝いに股間に滑り込ませた。

 不意を突かれた枝美子は一瞬ビクンしたものの、特に拒むこともなく健二の手の侵入を許していた。

 健二の指先は、枝美子の亀裂を割って体内に深く潜り込む。そして、先程詰込んでおいたニンジンを探り当てると、器用に摘んで引き摺り出した。

 ベトベトのニンジンを枝美子の目の前にちらつかせ、「これもサラダに入れたら?」と健二が言うと、枝美子は少し頬を赤くしながらも、無言でニンジンを刻み始めた。



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