真昼の情事/官能小説


  続・食物循環

                        蛭野譲二

   4.バスの痴戯


  
 列車は目的地の駅に到着し、二人は駅前に降り立った。

 ここから予約したロッジまでは、バスで行くことになる。バスの時刻までは、少し時間があった。

 「とりあえず、オシッコでもしとこうか」。

 健二は枝美子に暗に指示を出す。駅舎脇の物置小屋の裏手に回り込むと、枝美子の方を向いて、無雑作に自分の一物を取り出した。

 枝美子は、人が来ないことを確かめて、健二の前にしゃがみ込み、健二の物を咥え込む。

 列車内では一度もトイレに行っていなかったこともあり、健二は結構な量のオシッコを枝美子の口に注ぎ込んだ。

 自分の小用が済むと、健二は枝美子にもその場でするように指示する。

 健二と一緒のときは枝美子もトイレを使用することを禁じられていた。いつも健二の目の前でオシッコをすることになっていた。ただ、真っ昼間にこんなちょっとした物陰でするのは抵抗があった。しかし、枝美子も車内ではしていないので溜まっていたのは事実である。

 「バスは途中で渋滞するかもしれないよ。そのときになっても知らないよ」。

 健二に脅かされて、仕方なくその場でスカートの裾を捲り上げた。

 枝美子の股間を覗き込むように、健二もしゃがんで向き合った。

 枝美子の剥き出しの陰部からは、列車内で詰込んだハンカチの端がはみ出していた。

 健二はそれを見つけると、素早く手を伸ばし、一気にハンカチを引き抜いた。

 突然の内蔵を引き摺り出されるような異様な刺激に、枝美子は「いやン」と艶しい声を上げてしまった。

 幸い人が来るようなことはなかったが、健二はベトベトになっているハンカチを枝美子の目の前にちらつかせてからかう。パックリと割れた淫唇からは、また粘りのある透明な液体が垂れ始めていた。

 結局、枝美子は頬を染めたままオシッコを垂れ流すはめになってしまった。

 放尿が始まると、健二がカメラを向ける。

 「はい、膝をを開いて」。

 健二の声に顔を真っ赤にしながらも、枝美子は恥かしいポーズを取るのであった。


 時間帯がずれていたこともあって、バスはガラガラだった。

 二人は、最後部の一つ前の座席に並んで腰掛けた。二人の後ろはもちろんのこと、近くには誰も座っていない。前の方に数人の年輩者が居るだけだった。

 市街地を抜け暫く走った頃には、他の客は一人だけになっていた。

 健二は、また枝美子をいたぶりはじめる。

 運転手から見えないのをいいことに、枝美子のブラウスのボタンを勝手にはずし始めたのである。

 「いやっ、見られちゃう」。

 「大丈夫だよ、人なんか乗ってこないし。田舎のバスは、前で料金を払って降りるからね」。

 健二は、枝美子の腕を振りほどくと、半ば無理やり、ブラジャーの中から左の乳房を引き出してしまう。

 元々きつ目のブラジャーだったせいもあり、勢いよく引き出されたオッパイはボールがバウンドするように大きく弾んでいた。

 健二は、両手で乳房を抱えて、乳首を上に押し上げると、ピンクの突起を直接咥えてチュウチュウと吸い始める。

 オッパイを吸われ始めると、枝美子も諦めたように自分も手を添えて、巨大な乳房を差し出すようにした。

 満足行くまでミルクを飲み終わると、枝美子側の窓を開けた。

 何をするのかと見ていた枝美子に健二は、「右のオッパイも搾っておかないとね」と言ってわざとらしく笑顔を作った。

 そして、右の乳房を引っ張り出すと、枝美子の背中を強く押しつけるようにして窓側を向かせる。後から身体に腕を回り込ませて乳房を鷲掴みにすると、絞るように揉み始めた。

 乳首の先から噴き出したミルクは、白い飛沫となって開けられた窓のから外に飛び散って行く。

 健二が枝美子の身体をさらに窓に押しつけると、乳房は開け放たれた窓の外にすっかり出てしまった。枝美子は、その体勢のままミルクを搾られ続けたのである。

 それほど多くないにしても対向車とは何台も擦れ違う。トラックの運転手の中には、車窓から突き出されたオッパイを見て首を回して目で追いかけている者も居た。

 その度に、枝美子は身体をビクつかせる。

 それでも健二は力を緩めずミルクを搾り続けた。

 ようやく健二の腕から開放されと、枝美子はミルクの滴る乳房を剥き出しにしたまま、健二の胸に顔を埋めていた。



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