真昼の情事/官能小説

  賄い付き下宿

                        蛭野譲二

   32.オモチャ


  
 神社からの帰りがけ、俺は綾さんのウエストに手を回し、寄り添うようにして歩いていた。

 先ほどのフィンガーサービスのせいか、彼女はまるで恋人気取りの態度を嫌がりもしなかった。

 それをいいことに俺は、時たまヒップを撫でたり、腕をグイと回して軽くオッパイを揉んだりしていた。

 途中は街灯もろくに無い道だったが、一際明るい店が目に入った。コンビニだ。

 そのときは、夜食か何か飲み物でも買っておこうと思ってそのコンビニに立ち寄ったんだ。

 俺は店に入って早速物色を始めたんだが、綾さんは何故かもじもじした様子で、全然品物を選ぶことはしなかった。

 綾さんの分もと思い、一リットルの牛乳パックとペットボトルのお茶、それにおつまみ用のサラミを買うことにした。

 このサラミは、鉛筆みたいに長い棒状のもので、後でちょっとした悪戯をしようと思ったんだ。

 レジを済ませ綾さんの方に近寄ろうとしたとき、あることに気付いた。

 綾さんの足首から踝にかけてが僅かに光って見えたんだ。

 これは、からかってみないわけには行かない。

 「綾さん。足首の下までお汁が垂れ落ちてるよ」。

 小声でささやいた途端、彼女は顔を真っ赤にしてコンビニを飛び出していった。

 追いかけて直ぐに追いついたが、彼女はそれまでと違い早足で歩いていた。

 旅館に戻ると綾さんは部屋に向かわず、真っしぐらにトイレに入っていた。

 もちろんオシッコをしたかったのかもしれないが、それ以上に垂れ出た愛液を拭わずには居られなかったのだろう。


 部屋には、既に布団が敷かれていて、テーブルは壁際に寄せられていた。

 俺は、そのテーブルに肘を突いて座っていた。

 トイレから戻った綾さんは、幾分落ち着きを取り戻した様子で、やはりテーブルの前に腰を落とした。

 「はい。綾さん、飲むでしょ?」。

 茶碗にさっき買ってきた牛乳を注いだ。

 「あら、牛乳?」。

 「だって綾さん、今日は牛乳ほとんど飲んでないんでしょ?歯がボロボロになっちゃまずいと思ってさ」。

 「あら、気が利いてるのね。でも、一日くらい飲まなくたって大丈夫よ」。

 笑顔を取り戻した彼女は早速に茶碗一杯の牛乳を飲み干していた。

 俺は一見殊勝に牛乳を注ぎ足した。

 「駿くんは飲まないの?」。

 「僕は牛乳飲む必要がないんだ。直ぐに綾さんがもっと甘いのを飲ませてくれるから」。

 いい終わって俺がニカッと笑うと、綾さんは背筋を立てて座り直した。

 「しょうがないわねー」。

 彼女が帯に手をかける。

 「あっ、綾さん。帯は解かずにオッパイだけ出してみてよ。その方が色っぽいからさー」。

 また、少しやり難そうに襟元から右のオッパイを引き出してくれた。この艶かしい姿がたまらない。

 「搾る?それとも吸ってくれるの?」。

 俺はオッパイに吸い寄せられるように腰を浮かす。

 「こんなに美味しそうなオッパイ見せ付けられたら、かぶり付くしかないよなー」。

 にじり寄って魅惑的な球体を両手で抱えあげてみた。

 先ほど神社で吸ったせいもあってカチンカチンではなかったが、適度の張りがあって、触り心地は申し分ないオッパイだった。

 下から持ち上げて顎の方へ押し上げるようにするとオッパイは、熱を帯び始め、いつの間にか太い血管も浮かび上がっていた。

 直接弄りもしないのにピンクの突端からは、いつもの芳しい白汁が漏れ出してくる。

 「さっき吸ったのに、もう溢れ出してるよ」。

 「だって、駿くんは変な所ばっかり弄ってて、真面目にお乳を飲んでくれなかったじゃない。さっきは先の方に溜まった分だけを吸われたようなものよ」。

 俺はまだ乳首に吸いつかずオッパイを弄り回していた。

 「ああん、そんな風にマッサージされたら、また……」。

 言い終わる前に、白い飛沫が吹き上がり始めた。

 「あー、畳や布団に散っちゃうわ。吸って」。

 ようやく俺は綾さんのオッパイに口を付けた。口を動かす度に温かいミルクが喉を潤す。

 「あっ、反対も漏れ出しちゃったみたい」。

 綾さんは襟を引き一方のオッパイも剥き出しにする。

 「わー、どっちも噴水状態じゃないか。同時に両方は吸えないし、これじゃ……」。

 言いかけて、いくらかましになりそうな方法を思いついた。

 俺は敷かれた布団を敷布団ごと半分に折り上げた。

 「綾さん。ここに座って背中を布団に押し付けるようにしてごらんよ」。

 敷布団と掛け布団をまとめて二つ折りにしてたから、その前に腰を落として布団にもたれかかると、半ば仰け反ったような体制になる。

 綾さんが言われたとおりにすると、俺は彼女に覆いかぶさるようにして、巨大なオッパイに吸い付いた。

 交互に吸うにしても、直ぐに反対の乳首に替わって吸うことができるから、母乳の飛散は最小限にできると思ったんだ。

 そんな姿勢で暫く母乳を飲んだ。

 まだ、両の乳首からはチロチロとミルクが滲み出ていたが、もう噴水のようには飛び散っていなかった。

 綾さんにはタオルを手渡しておいたから、後は慌てて母乳を飲むほどじゃないくらいだ。

 そこで俺は、いよいよ悪戯を始めることにしたんだ。

 「綾さんの母乳は美味しいけど、飲み物を飲むときは、おつまみも欲しくなるね」。

 そう言って一旦彼女から離れ、コンビニで買ったサラミを取り出したんだ。

 綾さんは、布団にもたれかかったまま少しボーっとしているような感じだった。

 彼女の直ぐ脇に腰を下ろすと、浴衣の裾を掴む。

 綾さんの手が押える前に、サッと裾を広げたんだ。

 濃紺の生地から現れた白い脚はきれいだった。大事な部分を隠すように膝をわずかに曲げて重ねるようにした仕草も色っぽかった。

 「あら、もうオッパイは飲んでくれないの?」。

 「いや、まだ飲ましてもらうけど、ちょっと試してみたいことがあってさ」。

 怪訝そうな顔の綾さんに、構わず言い放った。

 「脚、広げてよ」。

 神社での約束は綾さんも忘れてないはずだ。俺が膝に手を掛けて広げようとすると、渋々といった感じではあったが、太股を開いてくれた。

 目の前には、スベスベの綾さんの恥丘と顕かに少女とは異なるクレバスが見え出した。

 「さっきのフィンガーサービスは、中途半端だったでしょ。だからもっと奥までサービスしてあげようと思ってさ」。

 「えー、どうするの?」。

 ちょっと不安げな綾さんに、直接は答えず、まずはピンクの突起を指で弄り始めた。

 直ぐに綾さんの身体は、俺の指に反応し始めてくれた。

 薄い内側の花弁を広げると、早くも感情を表すのお汁が滲み出始めていた。

 軽く指で秘洞を突っついてみると、指先に粘液が糸を引く。

 頃合良しと診た俺は、綾さんの秘唇の間にサラミを押し当てた。そして間髪入れずに、それを押し込んだ。

 「えっ?」。

 短く声を上げた彼女は、まだ何が起きたか分らないようだった。

 俺は、構わずサラミを突き当たるところまで差し込んだ。

 綾さんは少し頭を上げて何が起こっているかを見ようとしたみたいだ。だが彼女の視界には、巨大なオッパイが邪魔になって良く見えなかったと思う。首をかしげるようにしていた。

 「いやーん。変なモノ入れないでー」。

 元は長さ三十センチほどもあったサラミの半分以上が綾さんの体内に飲み込まれていた。

 「でも綾さんの身体、何の抵抗も無く呑み込んでくれたよ。ほら、こんなに長かったのが半分どころか、ほとんど入っちゃったよ」。

 俺は、手元にあったもう一本のサラミ見せ付けるようにして言った。

 「それは…、細いからでしょ」。

 「あっ、細いんじゃ物足りないんだ。じゃあ動かしたら少しは満足する?」。

 言い終わらない内に、サラミの抽送を開始したんだ。

 サラミ自身は指より細いくらいだから、出し入れはスムーズだった。

 二十センチくらいのストロークで出し入れしていたが、何か物足りなくて、押し込んだときに中で捏ね回すようにしたんだ。

 「あん」。

 彼女の身体が反応し始めた。それと同時に動かそうとするサラミが凄く重くなった。

 指では、敏感な珊瑚玉にもサービスしていたから、愛液も潤沢に出続けていた。

 サラミを押し込む度に脇からぬめった液が零れ出るんだ。

 「あっ、あっ、だめ」。

 そろそろイクかもしれないと思えたとき、俺はサラミを最後まで引き抜いた。

 綾さんは、少し不満気に腰をくねらしていた。

 「おっ、旨いよ、このサラミ。綾さんのお汁吸って柔らかいし、周りはベトベトたけど、何かとってもスケベな味がするよ」。

 「いやっ、言わないで」。

 俺もこのときは、けっこうサディスティックになってたんだと思うんだ。

 一口食っちゃー、母乳を吸い、サラミを蜜壷に差し込んで、綾さんを翻弄し続けた。

 一本目を食い終わって、二本目を綾さんの体内に埋め込んでいた。

 今度は、直ぐに掻き回したりはせず、真っ直ぐ大人しめに抜き差ししながら、オッパイを交互に吸ったりしていた。

 母乳の出が少し衰えたところで、サラミを捏ね回してみた。

 彼女は下半身を攻撃されると、ミルクの出がよくなるんだ。それを確かめるように、潤った女壷を突っつき続けた。

 二本目のサラミも充分中で捏ね回して、引き抜いた。そして綾さんの鼻先に突き付けた。

 「美味しいよ。綾さん、食べてみなよ」。

 閉じていた目を開いた彼女は、自分の粘液にテカったサラミを一瞬見詰めると、恥ずかしげに強く首を振っていた。


 結局、綾さんの味付けしたサラミは、全部俺が食っちまった。

 綾さん自身は、指よりも細いサラミだけでは、イキはしなかった。

 て、言うか、俺もあえてそこまでは攻めはしなかったんだ。

 「綾さん、俯いて膝を突いてよ」。

 まだ布団に背を押し付けている彼女の身体をひっくり返し、お尻が突き出るように腰を引き上げた。

 「今度は、どうするの?」。

 「まあ、いいから、いいから」。

 不安げな綾さんを他所に、俺は綾さんの真後ろに腰を落ち着けた。

 浴衣の裾を捲り揚げると、形の良いスベスベのお尻が姿を現す。

 綾さんは、膝をぴったり付けるようにしていたから、内股の付け根にある大事な部分がプックリと膨れていて、縦に一本の筋が深く入っていた。

 俺は、そこに手を掛け、グイとワレメを開いてみる。中からは充血した一対の花弁が顔を覗かせる。

 さらに広げると、もうベトベトになった女の入り口が確認できた。

 俺は、そこに夜店で買った蛇のオモチャをねじ込んだんだ。

 蛇の頭の方じゃなく、笛になっていた柄の方だ。

 柄の部分は先ほどのサラミより幾分太いくらいで、ヌルヌルの綾さんのアソコは、難なくそれを受け入れた。

 柄の部分を全部押し込んで、手を離してみると、ちょうど綾さんの大事なところから、竹の蛇が出てきたような感じに見える。

 蛇の胴を摘んで、奥に押し戻すように揺さぶると、綾さんが腰をひねり出した。

 それに合わせて、蛇の頭の部分は、本当の蛇のようにヒョロヒョロと首を振っているんだ。

 それで、俺は思い付いた。

 蛇には直接触らず、綾さんの敏感なピンクの突起を指先で突っつくようにする。

 すると彼女は腰を揺さぶる。

 それに合わせて、蛇がニョロニョロと動くんだ。

 本当に生きた蛇のような、絶妙の動きだった。

 「綾さんのアソコから出てきた蛇が苦しそうにもがいてるよ。蛇をギュウギュウ締め付けてるんでしょう」。

 「いや。恥ずかしいわ」。

 言って、顔を隠すように布団に押し付けたから、ヒップはさらに突き出した。

 俺は、その間も綾さんの珊瑚玉を弄り続けていたから、張りのあるお尻は揺れ続けていた。

 その真っ白いヒップの間から身体を突き出した蛇は、高くなった鎌首をUターンさせ、まるで綾さんのお尻を嘗め回しているようにも見えた。

 ネトネトになったオモチャの柄は、括約筋の収縮に堪えかねるように、徐々に抜け出てくる。

 その度に俺は、柄を綾さんの中に押し戻していたんだが、何度目かに柄が抜けかかったとき、ヒュッと音がしたんだ。

 蛇の柄が笛になっていたからだ。間違いない。綾さんのアソコが笛を吹いたんだ。

 「綾さんは、器用だね。下の口でも笛が吹けるんだ」。

 俺は、蛇の胴を持ってまた、柄をグリグリと押し込んでいた。

 「いや、いや。こんなオモチャに嬲られるなんて…。もう許して」。

 「けっこう楽しんでるじゃない。もう暫く蛇に犯されてれば?」。

 「あん。許して、オモチャじゃ、最後まで行けないわ」。

 「あっ、そうか。サラミや蛇のオモチャじゃあ細すぎるんだ。じゃあ、これなんかどう?」。

 夜店の輪投げで綾さんが取ったカエルの人形を中指に差して見せた。

 「あん、違うわ。駿くんが来て」。

 「贅沢なおねーさんだなー。『今夜はオモチャになる』って言ったから、オモチャでたっぷり遊ぼうと思ったのになー」。

 「それは、また今度使っていいから、もう早く駿くんに来て欲しいの」。

 「じゃあ、こうしようよ。綾さんがまた蛇の笛を吹けたら、してあげるよ」。

 俺はまた蛇の柄で綾さんの蜜壷をグリグリ捻じ回したんだ。

 「ん、ん、あん」。

 綾さんのくぐもった声がしたとき、ヒュッ、ブチュッと微かに笛が鳴ったんだ。

 「ちょっと冴えない音だったけど、まっ合格かな」。

 俺は、ズボンを脱ぎ始めた。

 だが、その間も綾さんはヒップの間から蛇をくねらせ続けていた。


 綾さんの真後ろに膝を突くと、竹の蛇を抜き去った。アソコからは夥しい粘液が伝い落ちていた。

 浴衣の裾を帯の辺りまでしっかり巻く利上げ、瑞々しいヒップを丸出しにする。

 「綾さん、どうして欲しいの?」。

 「ああ、駿くん、来て」。

 「『来て』って言われても、綾さんの下半身はもうドロドロで何処がどうなってるのかも良く分らないよ。何処に欲しいのか、ちゃんと見せてよ」。

 「あん、意地悪ー」。

 もう、男が欲しくってしょうがなかったんだろう。綾さんはおずおずと下半身に手を伸ばし、少し苦しい姿勢で自らの花弁を広げて見せた。

 女の人だけの器官がその姿を現した。収縮を繰り返しながら濁った液体が湧き出していた。

 俺は、それを見るとたまらず、切っ先を押し当てた。

 もちろん俺の愚息は、ビンビンの臨戦態勢だった。

 バックから腰を突き出すと、スルリと綾さんに飲み込まれてしまった。

 そして何時ものように、えも言われぬ感覚が襲う。

 既にドロドロのアソコは滑りが申し分ないのに、圧迫感だけは強烈だ。

 「綾さん、きつ過ぎるくらいだよ」。

 「こんな風にしたの、駿くんでしょ」。

 濃紺の浴衣を纏ったままの綾さんをバックから犯す、そのシチュエーションも最高だった。

 俺は、きつい締め付けの中でも、腰を使い続けていた。そして綾さんは容赦なく俺の分身を締め上げる。

 「あっ、もう我慢できそうにないです」。

 「あっ、あっ、我慢なんてしなくてもいいわ。私、もう行っちゃってるから、何時でも来て」。

 「あ、本当に持ちませんよ」。

 「あっ、あーっ。来てー。ちょうだい、中に一杯出してー」。

 綾さんの最後の一締めは、完璧に俺の我慢の限界を超えていた。

 その圧力に促されて、俺は大量の青臭い汁を綾さんの中に流し込んでいた。



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