真昼の情事/官能小説

  賄い付き下宿

                        蛭野譲二

   24.怪しい指先


  
 「あー、ありがとう。だいぶ楽になったわ」。

 両方のオッパイを一応吸い終わって、綾さんもだいぶくつろいできた様だった。

 まだ、両乳首からは、ポタポタとミルクが滲み出ていたが、もうあまり気にしてる風ではなかった。

 「背中流してもらったから、今度は僕が洗ってあげましょうか?」。

 「えっ、遠慮しとくわ。どうせエッチなこと考えてるんでしょう」。

 「むむ、バレちゃいました?」。

 俺がおどけて言うと、二人で顔を見合わせて笑ってしまった。

 でも、これで綾さんの警戒心が完全に無くなってしまったんだ。

 「そうねー、じゃあ背中とオッパイの下を洗ってくれるかしら」。

 「オッケー、じゃあ、バッチリいい女に磨きをかけちゃいますから」。

 まずは背中をスポンジで洗っていった。

 お尻の方もしっかり擦った。

 手が滑った振りでもして、お尻の下から前を弄くりたがったが、「急いては事を何とやら」で、ここは大人しくしておいた。

 いよいよ綾さんの前に周り、オッパイを洗い始めた。

 スポンジで母乳の滴る突端を擦ると、ピンクの乳首が見る見る大きくなっていた。

 調子に乗って反対の乳首も擦ろうとしたときだ。

 「あっ、先っぽはいいわ。それより胸の下の方を洗って。オッパイの下って見えないから、その辺を洗って」。

 左手でオッパイを持ち上げるようにして、膨らみと胸板の境の辺りを磨き込んでいった。この間も、ピンクの突端からは、たまにピュルピュルとミルクが噴き出ていた。

 胸を洗い終わると、スポンジをそのまま下に下げて行き、お腹からお臍の下までを「ついでに」って感じで洗い続けた。綾さんも嫌がる素振りを見せなかった。

 俺の手は、ついに無毛の丘まで辿り着いた。

 左手でワレメを少し開き気味にして、敏感な真珠の辺りをサッと擦りあげた。

 「ひっ」。

 「あっ、ごめんなさい。刺激強すぎました?」。

 「えっ、えー。後は自分でやるわー」。

 せっかくここまで辿り着たんだから「これでおしまい」なんていうのは無しだ。

 俺は綾さんにシャワーをかけながら、アプローチした。

 「スポンジじゃあ刺激が強すぎるんなら、手でやりますよ」。

 「ええ?」。

 「だって綾さん、オッパイの下が見え難いんなら、ここなんてもっと見えないでしょ?」。

 「オッパイが邪魔して、お腹より下は、鏡でしか見えないけどー」。

 「じゃあ、洗ってあげますよー」。

 後は、綾さんの返事も聞かず、手にボディーソープを塗した。

 細かい泡で滑らかになった股間の辺りは、なんとも言えないいい触り心地だった。

 初めは外側から、段々内側に寄って、女の部分を弄りまくっていた。

 もう綾さんも戸惑うすることなく、後ろ手を付いて両膝を大きく開いてくれていた。

 視覚的には、泡で良く見えないところもあったが、女の洞窟からは、もう夥しい蜜が溢れ出していた。会陰の辺りの泡だけが流れ落ちてたんだ。

 中指を立てて、そっと本命の穴に突き立てる。

 指先が、入り口を探り当てるとスルッと驚くほどスムーズに奥まで入った。

 中は、むんむんと熱気を帯びている。

 早速に指を出し入れしてみると、ソープの泡がブシュブシュと湧き出してきた。

 ただ、ちょっとスムーズすぎて面白みに欠ける面もあったんだ。

 そこで、人差指を添えて二本の指で攻め立てた。

 ついでに左手で真珠の触覚器を転がしてやった。

 綾さんは、目を瞑りされるがままになっていた。

 後は暫くは、女体の内側を指で弄り続けたんだ。

 「大事なところだから、もっと丁寧に洗わないとね」とか言って、終わりの頃は三本の指が根元まで入っていた。

 その間、綾さんの筋肉は、ギュウギュウ俺の指を絞め続けていた。

 「あっ、あん。中ばっかり洗ってー。変になっちゃう。そこは指入れるところじゃないわー」。

 綾さんも相当感じてきたみたいだ。もちろん俺の息子はビンビンだった。

 「じゃあ、本来入れるべきもの入れましょうよ」。

 「あっ、そんなのずるいー」。

 口では「うん」とは言わなかったが、開ききった太股を閉じようともしなかった。こりゃあ、行くしかない。

 「んっ」。

 俺が指を抜き取ると、ちょっと不満気な声が出てきた。

 「じゃあ、本物ねー」。

 言って即座に綾さんの上に覆いかぶさるようにした。

 「ずるいー」。

 口じゃあ、まだそんなことを言ってたが、鈴口が内側の花弁に触れると、綾さんの方からも腰を突き出してきた。

 もう、角度やなんかのコツも解ってきていたんだろう。俺は、一気に肉棒を押し入れた。

 「あっ、あー」。

 その途端に綾さんが呻いた。

 俺も早く出したかった。直ぐに抽送を開始する。

 火傷しそうに熱い綾さんの中で、俺の愚息は痛いほどに突っ張りきっていた。

 「うっ、うー」。

 「あっ、いい。あっ、あー」。

 二人の下腹同士がぶつかる度に、巨乳は大きく揺れ、ミルクがブシュブシュと飛び散っていた。

 しかし、綾さんの強烈な締め付けは、俺に全くゆとりを与えてくれなかった。もはや一刻の猶予もなかった。

 「くー、行くますよー」。

 「あん、来てー。ちょうだい、ちょうだい。いっぱいちょうだいーー」。

 「うっ、うーーー」。

 狙い通り俺は、目くるめく男の快感を綾さんの中に注ぎ込むことができたんだ。



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