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何時ぞやのアパートの水道修理以来、ちょくちょく綾さんから修繕事を頼まれるようになっていた。
アパートは、外装を塗り直したとはいえ、それなりに年数がたっていたので、あっちこっち補修の必要があったんだ。
何かあったらヤバいんで、配電系とガス周りには手を出さなかったが、それ以外のちょっとしたことは、俺の受け持ちになっていた。
修理やアパートのメンテの手伝いをすると、五千円から一万円くらいの駄賃をくれるので、これは助かった。休み中にバイトをするタイミングも外していたんで、俺にはいい小遣いになったんだ。
このバイトみたいなのは、この下宿に居る間中続いた。
もう一つこれには、旨味があったんだ。
テディーハウスは、あの家賃滞納の男が出ていってからは、住人は女の人だけになっていた。
女性ばっかりだから、水周りや家電関係のちょっとしたことでも呼び出される。
それまで俺は借家のシキタリみたいなモノを全然知らなかったが、「部屋に備え付けられてるものは、みんな大家の役目」くらいに思ってるんだ。
流し台や立て付けの不具合は、当たり前のように言ってくるし、果ては蛇口のコマや玄関灯りのタマの交換まで言ってくるんだ。
まっ、そのせいで、俺にとってはどうってことない用事が多く、結果出動回数が増えた分だけ小遣いになったんだけどね。
修理に行くと役得みたいなこともけっこう有った。
困ってることを直すために行ってるんだから、対応は丁重だったし、修理の人間には皆あまり警戒しない。
修理の間、床を這うようにしたり脚立に載ったりして、普段、他人の家ではできないような位置から彼女等を見ることになる。
すると、パンチラなんかは当たり前のように機会がある。高いところからだと、ブラチラもある。
中には、お水のおねーさんらしき人も居て、ラフな格好で部屋に居るんだ。
上はシャツ一枚なんてこともあり、ブラジャーどころか乳首まで見えたりする。
当時ウブだった俺をからかおうとしたのか、椅子に座って、膝を開き気味にしたまま、なんてこともあった。
俺が特に気になっていたのは、初めて水道修理をした麻美だ。
彼女は割りと胸が大きいんで、オッパイとブラの隙間が空くようなことはなかったんで、乳首まで見えたことはなかったが、たいていブラのストラップくらいは見えた。
けっこうなミニが多かったんで、パンチラの機会も多かった。
俺の仕事に少しでも手助けしてくれようと、側に居ることが多かったんで、自然、間近でみるチャンスも多かったんだ。
見せ付けるような仕草ではなく、隙があるのが男としてそそった。
綾さんのミニスカにノーパン目撃という免疫がなかったら、本当に襲っていたかもしれない。
あっ、いけない。何を話そうとしてたんだか忘れそうになってた。
話は、アパートの方じゃなく、綾さんの家のことだ。
地震があって一週間以内のことだったと思う。確かまだ学校は始まってなかった。
珍しく、昼飯を綾さんと食べていた。
「地震のとき綾さんに抱き着かれて嬉しかった」みたいな話をしたんだと思う。
そしたら、綾さんが思い出したように言ったんだ。
「あの地震で、お風呂場にヒビが入ったみたいなの。後で診てくれない?」。
特に予定もなかったから、すぐにOKした。
食後、一階に下りて行き、風呂場をチェックした。
言われたように、タイルの目地の所にヒビが入ってる部分もあったし、目地材が欠け落ちているところも何箇所か見受けられた。
ただ、ヒビが薄汚れている感じもあり、全部あの地震でヒビが入ったかどうかは疑問だった。
「『床のヒビって水が流れ込むから、家が水吸って腐りやすくなる』って聞いたことあるわ」。
側に居た綾さんがちょっと心配そうにしてたんで、少しじっくり調べてみることにした。
洗面器に水を入れて、割れのある部分に少し水をかけてみる。
確かに比較的幅の広めな割れ目は水を吸っている様だった。
他の僅かなヒビもあるので一応チェックすることにした。
ただ、このとき面白いアイデアを思いついたんだ。
「ねえ、綾さん。水を垂らして吸ってるかどうか診てるんだけど、水だと透き通ってるし、陽の具合でキラキラして判り難いんだ」。
「何か手伝えること、有るかしら」。
もちろん、これは口からでまかせだ。でも、乗ってきてくれたんで、これ幸いってとこだ。
「ええ、あのー、このヒビ割れに、ミルクかけてみてもらえませんか?」。
「えーっ?牛乳ならあるわよ」。
二人の間の会話で「ミルク」って言えば、牛乳のことじゃないなんてすぐに解ったはずだ。
「牛乳じゃ白さが濃すぎるから判りにくいと思うんですよ」。
もう、綾さんの頬は染まっていた。
「それに『お乳捨てるの嫌い』って言ってたじゃないですか。これって凄く役に立つことなんだけど。お昼のときは、コップ一杯だけだったから、まだ十分出るでしょ」。
「それはそうだけど、なんか、恥ずかしいわー」。
そうは言いながらも、渋々ブラウスのボタンを外し始めてくれた。
いつも夕食後にオッパイを飲ませてくれるときには、もうそれほど恥ずかしいって感じじゃなかったのに、このときの反応は、それと違って妙に面白かった。
袷を広げると、いつものようにブラジャーからオッパイを引きずり出す。
だが、カップの上からオッパイを出したもんだから、乳首がやや上向きになっていて、床に向かって母乳を搾るには、今一具合が悪そうだった。
「それじゃあ、下に飛ばしにくいでしょ?。ブラの下から出したら?」。
綾さんがオッパイを一旦ブラに仕舞う。
「こうかしら?」。
今度はカップの下に指をこじ入れ、ワイヤーの辺りをグイと掴むようにして一気に引き上げた。
バシッと鈍い音がして、両方のカップが裏返る。いつもの見事なオッパイがブルンと揺れながら飛び出してきた。
それと同時にブラジャーの中に入れていた丸い母乳パッドがハラリと落ちてきた。
空かさず俺がそれを拾う。
「なんか妙なモンが降ってきたなー」。
両肘を突き出している綾さんの顔は、真っ赤になっていた。
「やだー」。
その見事なオッパイに俺が見とれてると、慌てて腕でオッパイを隠すようにする。
こんな風に恥ずかしがる綾さんは、ツルツルのアソコを初めて晒したとき以来だった。
ところが、腕でオッパイを押さえたからだろう。急に母乳が噴き出し始めたんだ。
正面に居た俺の顔に見事に白汁がぶっかけられた。
「綾さん、僕の顔じゃなく、床のヒビにかけてくださいよー」。
「もー、知らないー」。
頬をわざと膨らした綾さんは、えらく可愛らしく見えた。
ひとしきり笑いを収めてからは、二人床に膝を突いて、本当に母乳で水漏れのチェックをしてみた。
俺が拾った母乳パッドで、タイルの水気を取って、指で差し示す。そこに綾さんが母乳を搾ってかけるんだ。
でも、母乳は思った方向になかなか飛んでくれず、俺の手はミルク塗れになっていた。
それでも、上手い具合にかかると、ミルクで一瞬見えなくなったヒビ割れが、スッと見えるようになったりする場所も在った。
それを綾さんにも見せて、一応は納得させた。
「今日のところは床や壁を水で流しておいて、ちゃんと乾燥させた方がいいと思います。今日の内に必要な材料を買っておきますから、明日、目地を埋めますね。午前中にやれば明日の夜はお風呂が使えると思いますよ」。
「後はいいから」って綾さんは言ったが、この後、二人で風呂場を洗った。
もちろん別の狙いがあってのことだ。
このとき綾さんは、濃紺のけっこう短めのスカートを穿いてたんだ。
だから、狭い風呂場で、掃除をしてれば、絶対覗けるチャンスはあると思ってた。
狙いは、的中した。
最初はスカートの裾を気にしながら壁やなんかを拭いていたが、そのうちお構い無しになってきた。
俺は、床の水気を取るために這いつくばっていた。
隙を見て綾さんの方を見ると、しゃがんだ膝がルーズに開いている。
ここの風呂場はけっこう明るくて、スカートの中もバッチリだった。
俺の期待を裏切ることなく、彼女はスカートの下に何も穿いていなかった。
少しよじれたような肌色の割れ目は、なんとも悩ましかった。
「良く水気を取っとかないとねー」とか言いながら、けっこう楽しませてもらった。
「もう、何処見てるのよー?」。
掃除もほとんど終わりかけた頃、ついにスカートの中を盗み見てるのがバレちまった。
「ワレメ」。
俺は素っ惚けて、そう答えた。
「床のじゃないでしょ。スカートの中のでしょ。もう、エッチなんだからー。せっかく掃除まで手伝ってくれたけど、今日は絶対何にもしてあげないからー」。
また、ぷっと頬を膨らませて綾さんが言った。
結局その日は、夕食後の母乳以外その後は本当に何にもなかった。
だが、俺の本当の狙いは、翌日にあったんだ。
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