真昼の情事/官能小説

コンパニオンイベント・コンパニオン

                        蛭野譲二

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 私は、神崎涼子。見本市や展示会などのイベントのコンパニオンをやっているちょっとエッチな女の子です。

 仕事からもわかるように容姿、特にスタイルには、少し自信があります。

 年齢は二十四才で、この業界ではけっして若い方とはいえません。

 でも、仕事を始めて四年目にはいり、最近では、ナレーター・コンパニオンの仕事も少しずつこなせるようになってきたので、収入の面では普通のOLなんかよりもずっと恵まれています。

 今日は、私の身の回りに起ったちょっとした出来事や私自身の少し恥かしい癖についてお話してみたいと思います。


 その日は、次のお仕事の打ち合わせと、そのとき着るユニフォームのサイズ合わせということで事務所に出掛けました。

 私の受け持ちは、ナレーターと言うことで原稿を渡されたのですが、その内容が簡単なもので実際私が喋るのは五分くらいです。単価はナレーター扱いなのでラッキーと思いました。

 ユニフォームの方は、クリームイエローの半袖スーツで、スカートは膝上十五センチくらいのボックスプリーツでした。スカート丈はそれほど短くないので内心「よし」と思ってしまいました。

 と言うのは、私はパンストを穿くのが嫌いだからです。このくらいのスカート丈があれば何とかストッキングをガーターベルトで吊ることができます。

 それにワンピースでなかったことが、何よりも私をほっとさせました。

 実は、わたしの胸はとても大きく、サイズが合わなかったりすることが、よくあるからです。もちろんデブではありませんのでヒップやウエストがピッタリでも上半身が窮屈になってしまうのです。

 自慢ではありませんけれど、私は普段六十五センチか七十センチのFカップのブラジャーを着けています。本当はFでもちょっときつめなのですがFカップより大きいのなんてめったにありませんからFカップで間に合わせているのです。

 ちなみに男の方が気にするスリーサイズは、九十四・五十七・八十六です。


 そんなこんなで、いよいよ試着してみることになりました。

 今回はブラウスも指定とのことでしたが、あいにく十三号がなかったのでとりあえず事務所に着ていったブラウスの上に着るようにしました。

 事務所にはきちんとした更衣室が無いので、着替えは小さな会議室を利用しています。会議室には使用中の札がありますし、うちの事務所では入室の際ノックをする習慣があるので一応安心ですが、やはり着替えのときは少し緊張します。

 男の人はノックされた時「着替え中です」と言えばドアを開けることはありませんが、女の人、特におばさんは平気で部屋に入って来ることがあるからです。

 普通の子なら、女の人に見られるのは別にそんなに恥かしいことではないのですが、私の場合は、この大きな胸以上に人に見られたくない秘密があるのです。

 それは、スカートの下に穿くべきものを穿いていないことです。私の恥かしい癖の一つは、いつもノーパンでいることなのです。

 もちろん、ちょっとしたスリルを味わおうという気持ちも多少あるのですが、むしろ主な理由は生理的なところにあります。

 私の場合、あそこがとても敏感でちょっとしたことですぐに感じて濡れてくるのです。特に内側の唇は、とても感じやすく、しかもお肉がけっこうはみ出ています。

 ですからショーツやパンストを着けていて、ふとあの部分の状態を思い浮かべたり、布地との擦れを意識するととても恥かしいことになってしまいます。

 昔は、そのときに備えて生理でもないのにナプキンを当てていたりしたのですが、股間に布が当たることに変りありません、液が滲み出さないだけのことでやはり濡れているのです。

 そこで私の出した結論は、できるだけあそこに布地を接触させないことでした。

 それ以来、パンティーは一切穿いたことがありませんし、仕事以外でパンストを身に着けることもなくなりました。

 超ミニのユニフォームのときは、仕方なくパンストを穿くこともありますが、そのときは生理に関係なくタンポンを入れて恥かしいことにならないようにしています。

 もちろん仕事以外で、パンツルックやキュロットスカートを着ることもありません。

 少し話がそれてしまいましたが、この日も着替えているとドアがノックされたので「はい」と返事をしたら、「着替え中です」と言う間もなく事務の女の人が入ってきました。

 何か置いてある物を取りに来たのですが、ちょうどその時、私は私服のスカートをお尻を突出すようにして脱いでいる最中でした。

 この日は、幸いスリップを着けていたのでノーパンでいることはバレなかったと思います。でも、ヒヤヒヤものでした。



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