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部屋に戻りシャワーを浴び終わると、弓子が夕食を運んできた。
椅子ではなく、わざとテーブルから離れた介添え用のベッドに腰掛けていた。この位置からだと、テーブルに夕食を並べようとする弓子をほぼ真後ろから観察できるからである。
案の定、弓子が前屈みになると、白衣の裾が上がっていった。
ミニ丈の裾からは、ストッキングの上の部分が丸見えになり、白いガーターベルトとともに素肌の太腿が見え始めた。
裾は、さらに上がってゆき、お尻の下の部分までが姿を現わした。
竜一の目は釘付けになり、つられ知らず知らず上体を下げていた。それに連れてベッドのパイプが徐々にたわんでいた。
ついに期待の中心が見えた瞬間、驚きで竜一は腰を浮かせ、思わず前のめりになっていた。
白衣の下の双臀には、恥じらいの中心部を覆い隠す布地は存在せず、形の良い裸のお尻がそのまま目に飛び込んできたからである。
弓子は、白衣の下にパンティーを穿いていなかったのである。
「ガタン」という軋んだベッドが戻る音に弓子が首を振り向かせる。そのとき、目と目が合ってしまった。
弓子は慌てて白衣の裾を引き下げる。
竜一にしてもばつが悪かったが、ここで惚けてみても始まらない。
「あ、看護婦さんが魅力的なスタイルをしているので、つい見とれてしまいました。覗く気はなかったんですけれど、失礼しました」。
竜一が素直に謝ってみせた。
「いえ、患者さんに喜んでもらうのが私たちの仕事なのに、つい恥かしくて」。
ぽっと顔を赤くした弓子だが怒った様子もない。
「もう、お気付きだと思いますけれど、白衣の下には何も穿いてないんです。ここの女性は、働いているときにショーツやパンストを穿かないことになっているんです」。
赤らめ顔ながらも淡々と説明してくれた。
既に見透かされているのでは、気取ってみても仕方がない。
「スースーしないんですか」。
竜一も調子に乗って訊いてみる。
「真冬にはそんなこともありますけれど、もう何年も穿いたことがありませんから慣れてしまいました」。
弓子は、素直に答えてくれた。
「もっとよく見せてくれない」。
図に乗って頼んでみる。
それまで伏し目勝ちだった弓子は、思い出したように白衣の裾を整える。
「まず規則正しい食事をしてください」。
急に冷静な口調になって竜一を真っ直ぐ見詰めた。
竜一がはっとして目線を上げると、弓子が小さく頷く。
その様子を見て、竜一は「この看護婦を抱けるのも時間の問題だ」と思った。
弓子が部屋を出た後、竜一は一人で夕食をとった。もともと味の薄い食事だったが、考え事で全く味など感じなかった。
食後、部屋に入ってきた弓子はすっかり事務的な顔になっていた。
食器の片付けを済ませ、さっさと部屋を出て行こうとする。
「あのー」。
竜一が声をかける。
「七時半に‥‥」。
それだけ言って弓子は一瞬微笑み、すぐに出て行った。
竜一は、頻りに時計を見ていた。これほど長い一時間を体験したことはなかった。
これから起こるであろう事の想像だけが頭の中をぐるぐると回っていた。
時計がちょうど七時三十分を指した時、ドアをノックする音が聞こえた。
竜一がベッドから飛び起きると、先程とは打って変わって艶かしい表情をした弓子が体を滑り込ますように入ってきた。
そして、後手にドアを締めると、薄く微笑んだ。口紅の色が少し濃くなっている。
その姿を見ると、竜一の股間は一気に血を逆流させ始めた。
弓子が竜一に向かってゆっくりと歩きだした。
「今度は、もっとじっくり見せてくれない?」。
二人の距離が二メートルくらいになったとき、竜一の方から声をかけた。
その声に反応するように弓子は立ち止まると、くるりと背中を向けた。
彼女は両手を後に回し、白衣の裾の辺りを摘むとゆっくりと裾を引き上げていった。
すぐにストッキングのレース部分が見え始め、ガーターベルトの貼り付いた太腿が姿を現わした。
白衣の裾がさらに上がって行くと裸のお尻が徐々に顔を覗かせ、双臀が一つにつながる所までが露になった。
すらっとしたスタイルの割にボリューム感のあるお尻は、すべすべで、日焼けの跡なども全くなかった。
暫く桃のような弓子のお尻を眺めていた。
「次は前から見せてくれない?」。
また要求してみる。
白衣の裾を戻し向き直った弓子は、ちょっと恥かしそうに俯いていた。
「どんな事にでも応えてくれるんでしょ」。
追い討ちをかけると、弓子は数秒の間を置き覚悟したようだった。
「はい、でも笑わないでくださいね」。
白衣の裾に自らの手をかけた。
スカートの前が割れ、素肌の内股が見えてきた。そしてパンティーを穿いていない股間までが姿を現わした。次の瞬間、竜一の目はその一点に釘付けになってしまった。
弓子の裸の股間には、本来あるべきヘアーが一本も無かったからだ。
すべすべの恥丘の下の方に亀裂が走り、そのさらに下の方から少し波打った肉片が顔を覗かせている。
暫くの間、股間に視線が釘付けになった竜一は、目線を上げる。
「これも病院の規則?」。
そして軽く微笑んだ。
「いえ、いつも何も穿いていませんから、そのままだと変なところに抜け毛を落としてしまうことがあるんです。それで体毛は処理しているんです」。
竜一は、絵画でも鑑賞するように暫くそこを眺めていた。
「毛の無い女は、お嫌いですか?」。
弓子は、恥かしそうに顔を染めながらも逆に訊いてくる。
「いえ、とっても可愛らしいですよ。僕はむしろその方が好きです」。
弓子は恥らいながらも微笑みを返してきた。
竜一は、弓子の前にしゃがみ、あらためて観察を始める。はみ出した内側の唇は、きれいなピンク色で少し開きぎみになっている。
「ちょっと触ってもいいですか?」。
無毛の丘を目の前に手を伸ばしかけると、弓子は少し脚を開いて、それに協力する。
竜一は、右手の人差し指を突き出し、後に突き抜けるように、太腿の間に差し込んだ。
そして、指の腹で擦り上げるようにように、開いた唇の間に触れてみる。
「あっ」。
弓子が短い呻き声を漏らす。
竜一が一旦人差し指を離し、指先を見ると指紋の上には、ベッタリと粘液が付着していた。
今度は両手を使って花弁を広げ、小さく顔を出した豆粒を集中的に攻撃する。
弓子は短い喘ぎ声を何度か漏らし、足下が揺らいでいる。
攻撃の手を緩め、再び下の唇を広げると、そこからは透明な雫がドロッと垂れ出した。
糸を引いたままの雫はゆっくりと太腿の間を滴り、膝の辺りまで垂れ下がっても糸は切れることがなかった。
弓子の下半身を弄んで興奮した竜一も、すでに我慢できなくなっていた。
弓子をベッドに向かせると、上体を前に屈ませ両腕をベッドに突かせる。
竜一自身は弓子の後に回り込むと、ジャージのパンツを素早くおろし、一物を一気に弓子の中に押し込んだ。
「うっ」。
弓子が短く喘ぐとほぼ同時に、男の分身は、きつく掌で握られたように締め付けられる。
ほんの暫くその感触を楽しむと、竜一は弓子の腰を抱いて自らの腰を少し引き離す。
「ああん」。
魅惑の看護婦の悩ましい声を聞いて、頭の中がはじけた。
そのまま激しく抜き差しすると、竜一は何分もたたないうちに爆発しそうになった。瞬間、スピードを落とす。
「あ、どうぞ、…そのまま中に出してください」。
うめきながらも、それを察した弓子は囁いた。
その言葉に意外な思いもしたが、もはや竜一は本能の誘惑に勝てず、一気にスピードを上げていった。そして、弓子の中に大量の精をぶちまけた。
暫くの静止の後二人が離れると、弓子は口で竜一の分身を丁寧に拭ってくれた。
「また御用があれば、何時でも申し付けてください」。
弓子自身は、そのまま簡単に白衣の裾を直しただけで部屋を出て行った。
暫く放心状態に近くなっていた竜一は、思考力を取り戻すと、笑いが止らなかった。
スケジュールさえきちんと守っていれば何時でも看護婦を抱けるのである。夜中に弓子を呼出してまた抱こうかとも思ったが、楽しみは後に取って置くことにした。
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